James LaBrie
Mike Portnoy
John Petrucci
Jordan Rudess
John Myung
「俺達の受け取られ方は1985年当時も1995年当時もそして2007年も変わらない」とドリーム・シアターのドラマーであるマイク・ポートノイは語る。
「俺達はMTVやRolling Stone誌に取り上げられるようなバンドじゃない。流行のバンドになりたいと思ったこともない。そんなバンドになったところで人気は1年か2年しか持たないんだからね。俺達は独自の道を歩いてきたしこれからもそうするよ。だからこそドリーム・シアターは世界中の若いミュージシャンやロックファンの心に訴えられるし、バンドを続けられるんだ。」
ポートノイとペトルーシはドリーム・シアターを結成から率いてきたオリジナルメンバーである。2人は1985年ボストンのバークリー音楽院の1年生の時に初めて出会った。奇妙なことに、彼らはNY州ロングアイランドの1時間も離れていない地域で育った。ポートノイはロング・ビーチ、ペトルーシとマイアングはキングス・パーク出身だった。後者の2人は中学時代からの幼なじみであり、新進のミュージシャンとして友情を深めていたが、バークリー音楽院へ入学後すぐにリハーサル室の窓から他の人間と演奏していたポートノイを見出したのもこの2人であった。
その頃のことをペトルーシが振り返る。「俺達は実家から遠く離れてたのに、ロングアイランド人のドラマーであり、しかもラッシュとアイアン・メイデン・ファンに出会ったのはまさに運命だったんだよ。」それにポートノイが付け加える。「バークリーは完全なジャズの学校で俺達はヘビーメタル好きの反抗者だった。他の奴らは皆1人で練習したがったけど、俺達はいつも一緒にいてバンドとしてプレイしたがった。1年後にはもう自分達の追いかけたい夢は決まっていた。そして・・・今じゃ、バークリーはドリーム・シアター・ファンでいっぱいだってさ。」と笑って言う。
自らを王者と称してマイク・ポートノイ、ジョン・ペトルーシ、ジョン・マイアングはロングアイランドへ戻り、静かな練習場と共にヴォーカルとキーボードを探し始めた。「俺達は決して椅子に座り70年代プログレと80年代メタルの融合をプレイしようと決めたわけじゃない。自然と湧き出てきた音なんだよ。」とペトルーシは語る。「俺達の当初の目的やサウンドは俺達がバンドを結成した時から特別外れてはいないんだ。」そして1989年ドリーム・シアターが改名前に発売したファースト・アルバム『ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』は現在プログレッシヴ・メタルの金字塔といわれている。
1991年にバンドはカナダ人のジェイムズ・ラブリエに出会い、その後彼の声がドリーム・シアターの声となる。ラブリエが参加してからバンドは『イメージズ・アンド・ワーズ』をリリースし、その中の「プル・ミー・アンダー」がガンズ・アンド・ローゼズなどのグランジ・ミュージック流行の時代にも関わらずMTVでヒットを飛ばした。このメインストリーム世界との短い戯れの後、バンドは1994〜2005年の間に1999年のコンセプト・アルバム『シーンズ・フロム・ア・メモリー』(元Dixie Dregsその後ポートノイのサイドプロジェクトであるLiquid Tension Experimentに参加していたジョーダン・ルーデスがメンバーとして加入)と2003年のダークで超ヘビーな『トレイン・オブ・ソート』を含む、複雑さと信念の強固さをより深めた6作品を生み出した。
しかしバンドのキャリアにとって粘り強いツアー活動ほど重要なものはないだろう。バンドは米国、ヨーロッパ、南アメリカそして日本で圧倒的なパフォーマンスを行い、世界中の熱心なファン層を固めただけでなく、新しく起こったプログレッシヴ・メタルシーンへ道を拓いていったのだ。「俺達はメタル・ヴァージョンのフィッシュ(Phish)だ」とポートノイが語る。「彼らのように、俺達には何をしようとついて来てくれる熱狂的なファンがいる。そして俺は公演ごとに全く違ったセットリストを考える。時にはクラシック作品のカヴァーのみが占めるショウもあるんだ。」とピンクフロイドの『狂気』やメタリカの『メタル・マスター』などのクラシックをアルバムごとカヴァーするショウを挙げる。
バンド結成から22年後の今年、バンドは新しいレーベルRoadrunnerの中に自分達の場所を見つけこのニューアルバムから新たな出発を迎えるが、決して他と群れることのないバンドの独立性と一途な決心、そして不屈の精神はさらに強まっている。「俺達のプレイする音楽とファンとの間に築いた関係については決して妥協は出来ないんだ。いつも誠実であること。さもないとすぐに見透かされる」とペトルーシ。
そしてポートノイが強調する。「俺達が今まで達成してきたことを持ってしても、まだドリーム・シアターの全てを描ききれてないんだよ。」
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